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<三鉄>十府ケ浦海岸駅が開業

新駅「十府ケ浦海岸駅」で記念列車を迎える住民ら

 東日本大震災で被災した岩手県野田村の米田地区で25日、第三セクター三陸鉄道(宮古市)北リアス線の新駅となる十府ケ浦(とふがうら)海岸駅が開業した。三鉄の新駅開業は2010年10月の山口団地(宮古市)以来約6年半ぶり。北リアス線で17番目の駅で同村では3カ所目。
 十府ケ浦海岸駅は無人駅。ホーム(48メートル)と待合室、駐輪場、高台への避難路を設けた。工事費は約1億8000万円。村が建設費を負担する請願駅で、全額を県の補助金で賄う。
 駅近くには復興まちづくりで整備された米田高台団地がある。災害危険区域となった周辺にはイベント広場や海を望む展望台を備えた公園(19ヘクタール)が6月の開園に向けて整備中で、観光利用の促進も期待される。
 現地で開業イベントがあり、住民や無料で往復した記念列車で訪れた計約300人が参加。テープカットや餅まきで開業を祝った。
 三鉄の中村一郎社長は「より多くの方に利用される三陸鉄道を目指し、三陸ににぎわいを創出するため努力していく」とあいさつ。小田祐士村長は「元に戻すだけの復旧ではなく、新しいものができた。新駅は復興の起爆剤として村全体の活力になる」と語った。


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2017年03月26日日曜日


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