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<大船渡屋台村>営業終了控え記念「大宴会」

5年3カ月の感謝を込め、乾杯する店主や客たち=25日、大船渡市の大船渡屋台村

 東日本大震災で被災した岩手県大船渡市大船渡町の仮設飲食店街「大船渡屋台村」で25、26日の両日、最後のイベントがあった。入居する19店は今月末から5月までに順次、営業を終える。
 約5年3カ月の感謝を込め、店主らが敷地内の広場で焼き鳥や豚汁などを提供した。市内外のファンらが集まり、名残を惜しみつつ「大宴会」を楽しんだ。
 屋台村は2011年12月に、壊滅状態の市街地にオープン。15平方メートルほどの狭いプレハブの店が軒を連ねた。店主や客同士の距離が近く、地元住民や復興支援で訪れた人々らが顔なじみになり、会話を弾ませた。
 市は、仮設店舗の貸与期限を原則3月末としている。店の多くが、屋台村近くに4月下旬開業する二つの商業施設に移るが、廃業する店や今後が未定の店もある。
 津波で陸前高田市の店を流されたすし店主佐々木正夫さん(52)は3月末で閉店し、商業施設に移る。店は震災前の広さに戻り、メニューも復活させる。
 佐々木さんは「月日がたつのは早かった。仮設店舗はお客さんの反応が早く、いい糧になった。笑い声があふれる店にしていきたい」と気持ちを新たにした。


2017年03月27日月曜日


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