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<仙台いじめ>校長の対応不十分 戒告処分

 仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が2014年9月、いじめを苦に自殺した問題で、市教委は27日、いじめへの対応が不十分だったとして菅原光博校長(60)を戒告の懲戒処分とした。菅原校長は31日付で定年退職する。
 市教委によると、菅原校長は14年7月、以前から他の生徒にからかわれていた男子生徒に関し、その後の積極的な状況確認を怠った。同9月に男子生徒の保護者から寄せられたいじめに関する情報は担任や学年主任止まりで、教職員の管理監督が不十分だった。
 市教委は27日、当時の担任だった女性教諭を訓告、当時の教頭を口頭厳重注意とした。
 処分の実施は、市教委第三者委員会が昨年3月の第2次答申で「学校の対応と自死には関連性がある」と指摘したのが理由。市教委は処分が答申から約1年後と遅れた点を「(遺族が市などに起こした)訴訟の推移を見守り、男子生徒の同級生の卒業という区切りを考慮した」と弁明した。
 男子生徒の父親(49)は河北新報社の取材に「生徒の命が失われたのに処分が軽すぎて驚いた。市教委から突然電話があり、処分の結果だけが伝えられた。経緯や理由もきちんと説明してほしい」と語った。


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2017年03月28日火曜日


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