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<矢巾いじめ自殺>校長ら4人を懲戒処分に

 岩手県矢巾町の中学2年村松亮さん=当時(13)=が2015年7月、いじめを苦に自殺した問題で、県教委は28日、適切な対応を取らなかったとして男性校長(53)を減給10分の1(1カ月)、男性前校長(59)、女性副校長(60)、当時の担任女性教諭(43)の3人を戒告の懲戒処分にした。
 県教委によると、校長と前校長、副校長は情報の共有や日常的な取り組みなど、校内のいじめ防止体制整備が不十分で学校全体として適切に対応していなかった。前校長は村松さんが1年時に着任していた。
 担任は、村松さんとやりとりしていた生活記録ノートにあった自殺をほのめかす記述を自身の関心を引くためと捉え、適切に対応しなかった。ノートの内容を保護者に連絡せず、学級全体の指導も不十分だった。
 記者会見した今野秀一教職員課総括課長は「生徒がシグナルを発していたのに対策が不十分だった。いじめの解決は担任だけではなく、学校全体で当たることが不可欠だ」と話した。
 町教委の第三者委員会は昨年12月、村松さんが1年時の部活動や2年生のクラスなどで暴力やからかいを受けた経緯をいじめと認定し「自殺の一因となった」とする調査報告書を町教委に提出。県教委は報告書の内容と校長らへの聞き取りを基に処分を決めた。


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2017年03月29日水曜日


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