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<高野病院>新院長「小児科も検討」

記者会見する(左から)尾崎医師、阿部新院長、中山医師

 東京電力福島第1原発事故後に避難せず診療を続けた院長が昨年12月に死去した福島県広野町の高野病院で30日、4月1日付で院長に就任する阿部好正医師(64)が記者会見し、「院長として地域医療のために努めていく」と抱負を述べた。
 阿部氏は小児科医。新潟、長野両県の病院に勤務し、岐阜、長野両県で保健所長も務めた。会見では「地域に戻ってくる働き手の子どもにも役割を果たせればいい」と述べ、小児科開設を検討する考えも示した。
 病院は高野英男院長=当時(81)=が自宅の火災で死亡後、一時存続が危ぶまれた。阿部氏は高野病院関係者が友人で、診療を手伝ったことがあり、院長が亡くなる直前、病院の窮状を知り勤務を申し出ていた。
 高野病院は4月以降、新院長の阿部氏と福島県立医大から派遣される内科医の常勤医2人となる。非常勤医は計11人で、双葉郡唯一の入院機能を維持する。
 会見には「高野病院を支援する会」事務局長の尾崎章彦医師(南相馬市立総合病院)や2、3月限定で院長を務めた中山祐次郎医師らが同席した。


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2017年03月31日金曜日


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