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一足早くピカピカ1年生 大船渡で入学式

入学式を前に緊張をほぐす新1年生たち

 岩手県大船渡市綾里小(児童95人)で1日、全国で最も早い入学式があった。東日本大震災が発生した2010年度に生まれた新入生20人がはかま姿で臨み、小学校生活に胸を高鳴らせた。
 入学した男子7人、女子13人は、教室で担任からおじぎの仕方を教わり、手遊びして緊張をほぐした。式で薄衣裕昭校長が「世界にたった一つだけの皆さんの命を大切にして、毎日元気に過ごそう」と述べた。
 古川鉄将(てっしょう)君(6)は「いっぱい勉強したい」と目を輝かせた。震災2日前に生まれ、退院後1カ月は小学校の保健室に避難した。ミルクやおむつの支援物資に加え、保健師の世話で乗り越えた。母美紀さん(33)は「助けられたことを理解し、将来恩返しできる子になってほしい」と話した。
 生後約8カ月で被災した千田江二(えいじ)君(6)は夜泣きもあり、半壊した自宅にとどまった。母潤(めぐみ)さん(33)は「風呂にも入れず大変だった。よくここまで大きくなった」と成長を喜んだ。
 同校の4月1日の入学式は明治末期に始まった。


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2017年04月02日日曜日


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