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<アイリスオーヤマ>原発被災地の稲作支援

南相馬市小高区の水田で佐藤社長(左)から説明を受ける針生社長

 アイリスオーヤマは、福島県南相馬市小高区で作付けされた主食米の販売に乗り出す。一帯は東京電力福島第1原発事故で一時避難区域となった。市場供給を通じて風評被害の克服と営農再開につなげる方針で、取扱量を増やし独自のブランド化も検討する。

 子会社の舞台アグリイノベーション(仙台市)が、地元の生産団体から全量を買い取る。宮城県亘理町の精米工場で加工し、パック詰めの販売などを想定。初年度の今秋は最大50トンの購入を見込む。
 販路確立に加え、営農再開に向けた支援を進める。地元に苗を供給するほか、農繁期には農機具や作業員を派遣。直播技術も指導する。
 営農は小高区の生産法人、紅梅夢ファームが担う。複数の集落営農組織が出資して今年1月に設立した。今年は9ヘクタールの作付けを予定している。
 舞台アグリの針生信夫社長は5日、小高区内で記者会見し、「放射性物質検査など安全管理を徹底する。福島産米に新たな商品価値を見いだしたい」と強調。紅梅夢ファームの佐藤良一社長は「域内全体の農地保全につなげたい」と規模拡大に意欲を見せた。


2017年04月06日木曜日


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