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<台風10号>楽ん楽ん跡地の隣 老健が再開

入所者の受け入れを再開したふれんどりー岩泉

 昨年8月の台風10号豪雨で入所者9人が犠牲になった岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」跡地に隣接する介護老人保健施設「ふれんどりー岩泉」の復旧工事が終わり、入所者の受け入れが7日、再開された。楽ん楽んと同じ医療法人社団「緑川会」が運営している。
 午前11時ごろ、避難先の岩手県山田町の福祉施設から入所者4人が到着すると、職員が「お帰りなさい」と出迎えた。
 台風豪雨では、ふれんどりー岩泉の南側を流れる小本(おもと)川が氾濫。施設の2階付近まで浸水し、建物内に流木が押し寄せた。85人の入所者は3階に避難し、ヘリコプターで救助された。
 入所者は現在、県内各地の福祉施設に分散避難している。約60人がふれんどりー岩泉への再入所を希望しており、順次、受け入れる。
 一方、楽ん楽んは2月に解体が完了し、跡地は一部を除いて駐車場になった。緑川会は一周忌までに慰霊碑を跡地に建てる考え。ただ、建立に難色を示す遺族もいるため、柔軟に検討するとしている。
 緑川会の佐藤弘明常務理事は「防災マニュアルは全て見直した。今後も検証を重ねて二度と犠牲者が出ないようにしたい。難しいとは思うが、ご遺族にもよくやっているなと思われる施設にしたい」と話した。


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2017年04月08日土曜日


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