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高効率火力建設始まる 国内初商用IGCC

勿来IGCCパワーが建設する発電所の完成予想図

 二酸化炭素(CO2)の排出が少ない高効率の石炭ガス化複合発電(IGCC)を行う石炭火力発電所(出力54万3000キロワット)の起工式が7日、福島県いわき市岩間町の建設地であった。IGCCを採用した商用発電所は国内初。2020年9月の営業運転開始を予定する。
 建設地は常磐共同火力勿来発電所隣接地。三菱商事パワー(東京)など三菱グループ3社と東京電力ホールディングスなどが昨年設立した勿来IGCCパワー合同会社(いわき市)が建設、運営する。約15万世帯分の電力を発電し、東電に販売する。
 IGCCは石炭のガス化・燃焼でガスタービン、排熱利用で蒸気タービンをそれぞれ回して発電。発電効率は約48%と最新の石炭火力より6ポイントほど高く、CO2排出量を15%低減できるという。
 合同会社の石川剛代表は取材に「日本の技術で世界の環境問題に貢献する一歩となる。建設時や運転開始後に多くの人が訪れることによる地元への経済効果もある」と強調した。
 福島県広野町でも広野IGCCパワー合同会社が21年9月の営業運転開始を目指し、同様の発電所を建設する計画が進む。着工は来年3月の予定。


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2017年04月08日土曜日


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