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日常に感謝 東北・熊本の子ども被災経験発表

震災で感じたことを発表する子どもたち

 東日本大震災や熊本地震で被災した子どもたちが、震災を経験して感じたことなどを発表するイベントが8日、神戸市内であった。震災前は当たり前と思っていた普段の生活のありがたさや、復興に向けた願いなどについて語った。
 子どもの支援活動を行う国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の主催。岩手、宮城、福島、熊本各県の小学6年〜高等専門学校4年の計5人が参加した。
 昨年4月の熊本地震で大きな被害が出た熊本県益城(ましき)町の小学6年栗林宏汰さん(11)は、地震後しばらく車中泊を余儀なくされた。「学校も休校になり、普段の生活が実はとても幸せなことなのだと気付いた」と語った。同町の高校1年興梠莉桜(こうろぎ・りお)さん(15)は、「子どもや若い世代の意見も取り入れ、新しい町をつくっていかなければならない」と訴えた。
 東日本大震災を経験した、いわき市の高専4年猪股未来(みく)さん(18)は、「原発に関する情報が分からずに避難したことが一番の恐怖だった」と振り返る。いわき市に戻ってからも、屋外活動の制限がストレスになったという。猪股さんは「心の復興が全ての復興につながっていく」と話した。


2017年04月09日日曜日


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