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被災地のコメで酒を 東北と熊本の信金タッグ

醸造タンクをかき混ぜる信金理事長ら

 岩手、宮城、福島3県と熊本県の信用金庫は、城南信金(東京)と連携し、東日本大震災と熊本地震の被災地のコメで日本酒を造る「興(お)こし酒プロジェクト」を始めた。福島県会津坂下町の酒造会社で10日、各信金の理事長らが参加して仕込み作業をした。
 震災の風化を防ごうと、城南信金が石巻、気仙沼など計15信金に呼び掛けた。各県産のひとめぼれをブレンドした酒米で大吟醸酒「絆結(きゆ)」を製造する。城南信金が8月に都内で開く商談会で披露し、1本2500円(720ミリリットル入り)で販売。ネット通販も行う。
 東北地区信金協会の佐藤利久会長(盛岡信金理事長)は「復興は道半ば。プロジェクトを契機に地域創生と復興にまい進する」、熊本中央信金の沼田雄一理事長は「酒が復興のシンボルになれば」と話した。
 醸造を手掛ける曙酒造の鈴木孝市専務は「福島の酒らしく豊かな甘みと香りがある酒にしたい」と語った。


2017年04月11日火曜日


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