福島のニュース

<避難解除>飯舘帰還へ「農業再生を」

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が帰還困難区域を除き解除された福島県飯舘村は12日夜、避難生活を続ける住民を対象に懇談会を始めた。村外の県内計4会場で20日まで続け、帰還後の暮らしなどに関する要望を聞く。
 懇談会は国との共催で、伊達市であった初日は住民約20人が参加。菅野典雄村長は「村民の声を国に届けて復興を進めたい」と話した。会場からは「農業用ため池の除染を進めてほしい」などと、営農再開に向けた環境整備を求める声が上がった。
 国は「全てのため池を除染するのは難しいが、マニュアルを作成して個別に対応していく」と説明。村は策定した「営農再開ビジョン」を基に、農業の再生を図る方針を示した。農業再開支援として1世帯当たり最大50万円を補助する村独自の補助制度も紹介した。
 当初の帰還は高齢者が中心になるとみられ、介護人材の不足などを懸念する住民もいた。村は村内唯一の特別養護老人ホームを維持しつつ、近隣自治体の事業所と連携し、「在宅介護も受けられるようにしていく」などと説明した。


2017年04月14日金曜日


先頭に戻る