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<井川慶>「終わり方」探しマウンドへ

東北楽天との練習試合で力投する元阪神の井川=仙台市の東北楽天の泉練習場

 プロ野球元阪神のエースで米大リーグでも活躍した井川慶投手(37)が13日、独立リーグ、ベースボール・ファースト・リーグ(BFL)選抜の一員として、仙台市であった東北楽天の若手チームとの練習試合に先発登板した。沢村賞も獲得し、一時代を築いた名投手。「いい終わり方」を求めて現役のマウンドに上がり続ける。
 どっしりとした下半身を生かしたフォームは健在。一回に新人の田中に中越えソロを喫し、二回はオコエから適時二塁打を浴びた。3回5安打3失点での降板に、「感触はまずまずだったが、若い子に打たれ過ぎた。課題が見えたのでしっかり夏に向けて調整したい」と語った。
 阪神時代に打者を圧倒した直球は140キロに届かなかったが、「球速以上に球が重く、押された感じがした」とオコエ。広島の主砲として対戦した東北楽天の栗原2軍打撃コーチは「野球が本当に好きじゃないとこれだけ続けられない」と感慨深げに見つめた。
 2015年秋にオリックスから戦力外通告を受け、昨年末にBFLの兵庫ブルーサンダーズに入団。米大リーグ、ヤンキース時代には年俸4億円超(推定)を稼いだ左腕は、無給で現役の道を選んだ。
 「どういう形にしろ、やり切ったと納得のいく終わり方をしたい。夏に状態を上げて抑えられるようになれば上のステージが見えるし、今の状態が続くならそれもいい一区切りになる」
 BFL選抜と東北楽天の練習試合は7月にも仙台で予定されている。井川は「再び仙台に来て、次こそ若い子たちにちゃんとした投球を見せたい」とリベンジを誓った。(浦響子)


2017年04月15日土曜日


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