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私立高の定員超過是正へ 補助金減額を強化

 岩手県は本年度、定員を超過した私立高校への振興費補助金の減額を強化する。一部の学校では、定員を上回る生徒数を受け入れ続けているケースがあり、補助金交付基準の見直しを図り、各校に定員順守の徹底を促す。
 今月からは定員に対する実生徒数が110%を超えた場合、適正な定員に応じて配分する「定員順守状況割」分の交付を取りやめる。現行制度では、110%を超えると定員順守状況割は段階的に減額され、最大(150%超)で9割カットだった。
 振興費補助金は県内の私立13校に年間計約20億円が交付され、定員順守状況割は約2億円に相当する。
 実生徒数の割合が130%を超えると、超過した生徒数に一定額(約33万円)を掛けた額を補助金から減らす新基準も設けた。
 県によると、定員を超過している私立高校は昨年5月1日現在、3校ある。このうち盛岡市の私立高校では、5年以上にわたって定員を大幅に上回る生徒数が在籍しており、昨年の私立学校審議会で改善を求める意見が出されていた。
 生徒数が多くなりすぎると、教員や教室が不足するなど教育環境悪化の恐れがある。県法務学事課は「定員超過の是正は、教育の質を維持するために必要。補助金制度の厳格化により、私立高校の定員順守を進めたい」としている。


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2017年04月16日日曜日


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