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木質バイオで定住支援 融雪機能付き宅地造成

村役場に近い子育て定住促進エコタウンの整備予定地

 世界遺産・白神山地の青森県側の入り口にあり、県内で最も人口が少ない西目屋村が、木質バイオマスエネルギーによる融雪機能を備えた分譲住宅地「子育て定住促進エコタウン」の整備を進めている。村内に豊富にある森林資源を有効活用し、定住人口の増加につなげたい考えだ。
 エコタウンは、役場近くの津軽ダム工事事務所関連施設跡地(約1万8600平方メートル)に1区画60〜80坪の全36区画を造成。1年以内に住宅を建て、住民票を移して居住した世帯に土地を無償で譲渡する。
 今年2月、村民を中心に12区画の募集を開始。残り24区画は5月以降に公募型プロポーザルを実施し、設計や建築、村の支援制度の紹介など、村内外の居住希望者への総合的サポートを担う業者を選ぶ予定だ。
 分譲地近くには2018年度末までに、まきを燃やすプラントを設置する。プラントで熱した湯を循環させ、エコタウン敷地内の道路を融雪する計画。
 エコタウンに先立ち村の温泉施設「グリーンパークもりのいずみ」では、まきボイラーを4月から本格運用している。温泉施設はまきボイラーによって燃料費の約2割の削減を見込む。
 村は5月には「森のエネルギー研究所」(東京)の協力に加え、村民からの出資も募りエコタウンや温泉施設で使う木材の製造、運搬、販売を担う新会社を設立する。
 人口約1400の村は総面積の9割を森林が占めている。人口減対策として村ではこれまで子ども医療費無料化や、村内の空き家を利用したシェアハウス開設に取り組んできた。
 新会社設立には村民雇用の創出の狙いもある。村産業課は「村民が地域の森林資源から作り出したエネルギーを地域で消費する仕組みをつくりたい」と話す。


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2017年04月17日月曜日


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