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東北の企業 正社員「採用予定」63.4%

来春卒業予定者の合同会社説明会=3月、宮城県利府町の県総合運動公園総合体育館

 帝国データバンク仙台支店がまとめた2017年度雇用動向調査によると、東北6県の企業で正社員採用の「予定がある」と回答したのは前年比1.2ポイント増の63.4%で、調査を始めた05年度以降では15年度に次ぐ高水準だった。6割超は5年連続。人手不足が解消できず、採用意欲が高い状態が続いている。

 県別の回答は表の通り。正社員採用の「予定がある」は秋田の68.1%がトップで、宮城を除く5県で6割を超えた。東北全体の「予定はない」は、前年比1.0ポイント増の27.9%だった。
 業種別では、「予定がある」が金融83.3%、建設77.0%、農林水産75.0%の順。10業種のうち6業種で6割を超えた。
 規模別では、従業員100人以上は9割以上が「予定がある」と回答。従業員51〜100人は8割、21〜50人でも6割が同様の回答傾向で、中小企業でも採用意欲の高さがうかがえた。

 企業からは「人手不足解消、将来の人材育成のために新卒採用を増やす」(山形県の製造業)、「少子化で新卒は応募がない」(福島県の製造業)などの声があった。
 非正社員の採用は「予定がある」が2.9ポイント低下の42.0%となり、2年続けて減少。「予定はない」は3.2ポイント増の46.2%で2年連続の拡大となり、採用意欲はやや弱まった。
 帝国データバンク仙台支店は「企業規模を問わず正社員の採用意欲は高い」と指摘した。
 調査は2月、東北の1431社を対象に実施。628社(43.9%)から回答があった。


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2017年04月18日火曜日


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