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<楽天 翼に風を>2軍での奮闘/藤平ら粒ぞろいの新人

平石洋介(ひらいし・ようすけ)大分県出身。大阪・PL学園高−同大出。トヨタ自動車から05年、ドラフト7巡目で東北楽天に入団。球団創設初年度から外野手として7年間プレーし、11年に現役引退。通算成績は122試合出場、打率2割1分5厘、1本塁打、10打点。12年から2軍外野守備走塁コーチ、1軍打撃コーチなどを経て、16年から生え抜きで初の2軍監督を務める。36歳。背番号89。

 イースタン・リーグ開幕から1カ月がたった。1軍では森原、高梨、菅原の新人3投手が活躍しているが、2軍でも新人選手たちが頑張っている。
 まずはドラフト1位の藤平。「責任のある場所で投げさせたい」という首脳陣の意向もあり、イースタン・リーグの開幕戦と本拠地開幕戦で先発させた。マウンド上でも堂々として動じないし、投球以外の細かい動きもできる。ベースカバーやバックアップは当然だが、例えば走者を置いて邪飛が飛んだ場合に投手はどこに入るのか、意外と難しい動作を当たり前にやってのける。練習での意識も高く、さすが名門・横浜高で鍛えられた選手と感じる。
 15日のヤクルト戦で満塁本塁打を浴びて初失点したが、あの日は変化球の課題を克服したいという本人の考えがあって変化球の割合を多めに投げていた。球威や状況を考えれば、もっと直球で押せばいいと思ったものの、本人にとっても勉強になり今後につながるはずだ。1軍の先発枠の兼ね合いもあり一概には言えないけれど、このまま順調にいけば、今季のうちに2軍からゴーサインを出す日も来ると思う。
 ドラフト2位の池田も当然1軍でやってもらわないといけない選手。走者を背負ったときの投球などに課題はあるが、球自体はかなりいいものを持っている。西口(ドラフト10位)はしなやかな力感のないフォームから力のある直球を投げ、チェンジアップがすごくいい。野手では田中(同3位)は足と肩もあるし、捕手の石原(同8位)は意外と足が速く、強肩で打撃も柔らかい。今年は他にも楽しみな新人が多い。
 チーム内の育成選手も4人入り現在13人。2軍公式戦は育成選手が1試合5人までしか出場できず、競争が激しくなった。投手は宋家豪や横山、野手は八百板、北川、島井、山田らが良く、新人の向谷や南は、よほど頑張らないと2軍の試合にも出られない状況だ。今季支配下から育成になった北川あたりは支配下に復帰する厳しさを一番分かっているだろうし、若い選手にその意識が出てくればチーム内の競争はさらに活発になると思う。
 監督2年目の今季も重視することは変わらない。まずは試合で最高のパフォーマンスを出せるよう、ウオーミングアップから手を抜かず全力で取り組ませる。周りの状況や次に起こり得るプレーをしっかり把握し、常に声を出すことを徹底させたい。今年も応援よろしくお願いします。(東北楽天2軍監督)


2017年04月21日金曜日


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