広域のニュース

<リート>東北活況 物件取得12件332億円

ケネディクス商業リートが取得したソララプラザ

 上場不動産投資信託「J−REIT(リート)」が2016年に取得した東北の物件数は12件で、総額332億9500万円に上ったことが、金融や不動産の専門家らでつくるアセットブレインズ仙台ネットワーク(仙台市)のまとめで分かった。件数は過去4番目、金額は過去3番目に多い水準だった。
 県別内訳は宮城が10件(299億7300万円)、秋田1件(20億4200万円)、岩手1件(12億8000万円)。取得最高額は富谷市の物流施設「GLP富谷IV」の59億4000万円で、グローバル・ロジスティック・プロパティーズが買った。
 仙台市中心部のビルでは、大塚家具仙台ショールームやホテルが入るソララプラザ(青葉区)をケネディクス商業リートが57億2000万円で取得した。オフィスビルの仙台本町ビル(同)は50億円でインベスコ・オフィス・ジェイリートが購入した。
 東北での取得件数と取得総額の推移はグラフの通り。2011年の東日本大震災以降、復興需要やアベノミクスの影響もあって増加が目立つ。東北の取引は累計で117件、2723億7600万円となった。
 アセットブレインズの佐々木正之事務局長は「首都圏が物件不足ということもあり、東北に興味を持つ法人が増えている。今年に入ってからもSS30(住友生命仙台中央ビル=青葉区)の売却が決まるなど好調な取引が続いている」と話した。
 J−REITは東京証券取引所の上場銘柄。不動産大手や大手商社による出資で投資法人を設立し、賃料などの収益を投資家への利回りに充てる。01年9月に初上場され、16年末までの取引総額は3487件、15兆5000億円。


関連ページ: 広域 経済

2017年04月21日金曜日


先頭に戻る