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<同友会>復興や技術革新 新時代に

経済や社会の課題の解決策を探った全国経済同友会セミナー=21日、仙台市青葉区の仙台国際センター

 仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれた第30回全国経済同友会セミナーは21日、閉幕した。2日間にわたり、東日本大震災を教訓とした災害復興や技術革新の在り方を議論。小林喜光経済同友会代表幹事は「イノベーションを活用して豊かな社会を築くヒントが見えた」と総括した。
 2日目は5分科会の各議長が討論の成果を発表した。働き方改革に関する分科会の冨山和彦経済同友会副代表幹事は「ビジネスそのものを変える必要がある。長時間労働につながる仕事は断るなどトップのマネジメントが重要」と述べた。
 人工知能(AI)など技術革新を巡る分科会の鈴木博之関西経済同友会代表幹事は、社会課題を解決する技術開発に向け「理系と文系の壁を取り除き人材を育成すべきだ」と話した。災害対策の分科会は、大山健太郎仙台経済同友会代表幹事が、燃料供給体制の確保や復興予算の費用対効果の検討などを発表した。
 報告後、小林代表幹事は「働き方改革は企業の問題であり、政府に委ねるのは情けない。経営者は自ら変革を起こす必要がある」と強調。「変革期に企業がどう行動すべきかを未来志向で考えることができた。知見を持ち帰り、議論を深めてほしい」と総括した。
 一力雅彦仙台経済同友会代表幹事は閉会あいさつで「震災復興の支援の在り方も変わってきた。今後は企業の社会的責任(CSR)が鍵になる。企業同士が連携を深め、新しい時代に踏み出してほしい」と語った。


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2017年04月22日土曜日


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