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<もぐらんぴあ>再開1年 カメ吉も元気だよ

ボードを使って子どもたちの質問に答える南部もぐりのダイバー

 東日本大震災の津波で全壊した岩手県久慈市の地下水族科学館「もぐらんぴあ」が23日、震災前と同じ場所で営業再開してから1年を迎えた。再開後の入館者数は11万人を突破。昨夏の台風10号豪雨でも被害に遭った市の観光拠点として、関係者はより魅力的な水族館づくりへの決意を新たにした。

 応援団長として記念イベントに出席したタレントのさかなクンは「震災を頑張って生き抜いた仲間たちがいつでも待っている。引き続き、もぐらんぴあの素晴らしさを発信していきたい」とあいさつした。
 大水槽でNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」に登場した「南部もぐり」と「北限の海女」の実演があり、大勢の観光客がくぎ付けになった。津波を奇跡的に生き延びたアオウミガメ「カメ吉」もトンネル水槽を優雅に泳ぎ回った。
 もぐらんぴあは1994年にオープン。津波で展示生物がほぼ死滅した後、JR久慈駅前で「まちなか水族館」として仮営業を続け、昨年4月に震災前と同じ場所で再出発を果たした。同8月の台風10号豪雨で施設に被害はなかったが、市は中心商店街が冠水するなど甚大な被害に遭った。
 宇部修館長は「台風被害で減った観光客は戻りつつある。水族館に来てもらうだけで久慈は勇気づけられるので、興味を持ってもらえるよう展示を工夫したい」と話した。
 開館時間は午前9時〜午後6時。入館料は大人700円、大学生と高校生が500円、小中学生300円。


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2017年04月24日月曜日


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