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東北の企業9割賃上げ 中小で高水準続く

 東北財務局が26日発表した2017年度の東北の賃金動向調査によると、9割の企業がベースアップ(ベア)や一時金増で賃上げを実施すると回答した。13年度の調査開始以来、9割超は4年連続。人手不足を背景に、規模や業種を問わず高水準となっている。
 賃上げ実施と回答したのは93.0%で、内訳はベア33.3%、一時金増13.2%、定期昇給46.5%。賃上げなしは7.0%だった。
 業種別で賃上げしたのは賃製造業94.1%、非製造業92.1%。ベア実施は製造業の45.1%に対し非製造業は23.8%で、非製造業で見送りが目立つ。
 規模別でみると、賃上げは大企業(資本金10億円以上)の93.2%、中堅企業(1億円以上10億円未満)は97.4%、中小企業(1億円未満)は87.1%が実施した。
 賃金引き上げ幅の前年度との比較では、前年度を「上回る」28.4%、「同程度」55.4%、「下回る」16.2%。「上回る」は大企業の14.8%、中堅の33.3%、中小の41.2%で、中小企業で賃上げの流れが継続していることがうかがえる。
 賃上げの理由(複数回答)は「社員のモチベーション向上、待遇改善」が93.3%でトップ。2番目の「業績(収益)好調」(20.2%)を大きく上回った。
 企業からは「人手不足でパートの時給引き上げを1カ月前倒しした」(小売業)、「業績から賃上げは困難」(建設業)などの意見があった。
 東北財務局は「人材確保のため東北の企業は全国と比べ積極的に賃上げしている」と分析した。調査は13年度から実施。今回は3、4月に東北の162社(大企業62社、中堅51社、中小49社)に聞き取りをした。


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2017年04月27日木曜日


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