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<新復興相>特別委で所信「新しい東北創造」

 吉野正芳復興相は27日、衆参両院の東日本大震災復興特別委員会で「被災地の単なる原状復帰にとどまらず、新しい東北の創造に取り組む」と所信を述べ、復興加速に全力で取り組む決意を重ねて示した。
 いわき市が地元の吉野氏は「震災直後から被災した者の一人として被災者の声に真摯(しんし)に耳を傾け、痛みや苦しみ、思いを共有してきた」と強調した。
 重点施策として、(1)生活再建ステージに応じた切れ目ない支援(2)産業、なりわい再生と風評被害の払拭(ふっしょく)(3)観光振興−を提示。「被災者一人一人の置かれた状況を踏まえ寄り添い、きめ細かく対応したい」と述べた。
 東京電力福島第1原発事故からの復興を巡っては「中長期的な対応が必要で、引き続き国が前面に立つ」と語った。帰還困難区域については「たとえ長い年月を要しても将来的に全ての避難指示を解除し、復興再生に責任を持って取り組む」との方針を示した。
 参院の震災復興特別委では、帰還困難区域内に人が住めるよう拠点を設け、除染の国費負担を盛り込んだ福島復興再生特別措置法の改正案が審議されている。
 衆院の震災復興特別委はこの日、吉野氏の委員長辞任を認め、後任に岩手2区選出の鈴木俊一元環境相(自民党)を選んだ。吉野氏の所信表明に対する質疑を28日に行うことも決めた。


2017年04月28日金曜日


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