岩手のニュース

津波注意報で水門自動閉鎖 システム試験開始

疑似信号を受信して自動閉鎖する陸閘

 岩手県は27日、地震に伴う津波注意報・警報の発令時に水門や陸閘(りっこう)(防潮堤を切り通して普段は生活道路として利用する門)を遠隔操作で自動閉鎖するシステムの試験運用を始めた。7月の本格運用に向け、作動確認や施設整備を進める。
 試験運用が始まったのは、大船渡市赤崎町合足(あったり)海岸の水門(高さ5.0メートル、幅4.5メートル)と陸閘(高さ5.6メートル、幅1.8メートル)。
 全国瞬時警報システム(Jアラート)が発した注意報や警報を県が受信すると、衛星回線で閉鎖信号が自動送信され、門が閉まる仕組み。地震発生から9分以内に閉鎖できる。
 試験は津波警報が発令したとの想定で実施。信号を受信すると防潮堤に設置したサイレンが鳴り、門の閉鎖と避難を呼び掛ける放送が周囲に流れ、閉門した。
 7月末には合足海岸の2基に加え、宮古市の高浜海岸と神林海岸の6基でも運用を始める。
 東日本大震災で、県内では水門閉鎖に当たった消防団員48人が犠牲になった。教訓を踏まえ、県内に約520基ある水門と陸閘のうち約220基に自動閉鎖システムを導入する。


2017年04月28日金曜日


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