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<新復興相>宮城、福島訪問 信頼回復に全力

就任あいさつで村井知事(左)を訪問した吉野復興相=27日午後4時45分ごろ、宮城県庁

 吉野正芳復興相(衆院福島5区)は27日、就任後初めて福島、宮城の両県庁を訪れ、内堀雅雄知事、村井嘉浩知事とそれぞれ懇談した。辞任した今村雅弘前大臣が東日本大震災の被害に関して「まだ東北で良かった」と発言したことを改めて謝罪し、「復興庁への信頼がなければ復興は加速しない。失った信頼を回復させたい」と語った。
 内堀知事は「復興を前に進めるには、国、県、市町村と県民の信頼関係が基本だ」と指摘。「福島はいまだに有事で、困難な課題が山積している。政府が責任を持って対応するよう復興の司令塔として、危機意識を放つリーダーシップを期待する」と求めた。
 吉野氏は「被災地や被災者に本当に寄り添った政策を実施する」と強調。「福島県は原発(事故)と戦争している。福島が有事であることを政府内にきちんとお知らせするのが私に与えられた役割だ」と述べた。
 宮城県庁で吉野氏は「前大臣の発言で東北の方々を傷つけた。復興庁は大事な信頼を失った。支援を要する人がいれば、最後の一人まで手を差し伸べる」と述べた。村井知事は「ちょっとした発言でも被災者を傷つけることがある」と注意を促した。
 意見交換後の取材に吉野氏は「前大臣の発言は言語道断」と重ねて批判。「課題を聞き、被災地を支援したい」と繰り返した。村井知事は「被災者ニーズは多様化している。財政や人的な支援をお願いしたい」と訴えた。
 吉野氏は、日程の調整がつかずこの日訪問できなかった岩手県について、5月1日に訪れる予定だと述べた。


2017年04月28日金曜日


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