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<福島第1>溶融燃料除去へ高圧噴射水利用

溶融核燃料の取り出しに向けて開発された装置。金属に高圧水を噴射している(日本原子力研究開発機構提供)

 東京電力福島第1原発の廃炉作業で最難関とされる溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しに向け、日本原子力研究開発機構と日立GEニュークリア・エナジーなどのチームは27日、レーザーと高圧噴射水を組み合わせて物質を削る新技術を開発したと発表した。デブリ除去にも適用できる可能性があるという。
 第1原発では1〜3号機がメルトダウン(炉心溶融)を起こしてデブリが発生。東電と政府は夏にも方法を決め、2021年から取り出しを開始する予定だ。新技術を実際に使うには、小型化などの課題が残るが、チームは「デブリ取り出しをターゲットに研究を進めたい」としている。
 新技術は目標の金属にレーザーを当てて表面を溶かし、同時に高圧水を噴射して吹き飛ばす仕組み。大気中でステンレス製の鋼材に約1秒照射すると直径4ミリ、深さ約1センチの穴が開いた。
 既に高圧ガスを使って吹き飛ばす方法は開発されていたが、放射性物質を含む粉じんが飛散する課題があった。水だと飛散を抑制できるという。


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2017年04月28日金曜日


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