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<ひとめぼれ>「特A」奪還へ基本励行呼び掛け

ひとめぼれの特A再獲得を目指し、重点技術などを確認する対策会議メンバー

 日本穀物検定協会による2016年産米の食味ランキングで宮城県産ひとめぼれが初めて特AからAに格下げされたことを受け、県は28日、県産米の食味レベルアップ対策会議の初会合を県自治会館で開いた。
 県や農協の関係者ら約50人が出席。県の担当者はひとめぼれのランク落ちについて、(1)粘りと固さのバランスが例年通りではなかった(2)玄米水分が低い傾向があった(3)タンパク含量は他の特A品種と遜色ない−など、穀物検定協会から受けた指摘項目を報告した。
 栽培の課題として、稲の根を活性化させるために圃場の水を抜く「中干し」時期が遅れ気味になっている現状を挙げた。16年産米の分析の結果、刈り取り適期とされる出穂後積算気温が、目安から300度も超過しいていたことも説明。生育状況を見極めた基本技術の励行を呼び掛けた。
 県農産園芸環境課の広上佳作課長は「産地間競争が激化する中、売れるコメ作りにはひとめぼれの特A奪還が不可欠だ。危機感を持って取り組み、評価向上を目指したい」と話した。
 5〜8月には指導者向け、生産者向けの研修会を相次いで開催する予定。適期作業を促す技術対策の情報を提供するなどし、栽培管理の徹底を図る。


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2017年04月29日土曜日


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