広域のニュース

<インバウンド>米豪華客船、東北に寄港へ

巨大豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」(プリンセス・クルーズ提供)

 米大手クルーズ船運航会社プリンセス・クルーズの巨大豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)が2018年に日本で通年配船を始め、東北は青森、石巻、秋田、酒田の4港に寄港することが28日、分かった。国内の他地域に比べ低調な東北の訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加につながると期待される。

 プリンセス社は世界を代表するクルーズ会社で、カリフォルニア州に本社がある。フラッグシップ(旗艦船)のダイヤモンド・プリンセスは全長290メートル、幅37.5メートル、定員2706人。
 日本への通年配船は初めてで、横浜と神戸を母港に18年4月から全38出発日を用意した。東北への寄港は秋田(4月18日、8月6日、9月7、20日)が4回、青森(4月26日、8月2、7日)と石巻(7月28日、9月5、18日)が3回、酒田(7月1、17日)が2回。
 東日本大震災の最大被災地・石巻への外国クルーズ船来港は13年10月の3万トン級以来、大型は初めてとなる。プリンセス社の担当者は「石巻は、瑞巌寺など歴史的建造物が多くある日本三景・松島へのアクセスが良好。海産物も豊かで海外からの客も満足できる」と話す。
 東北経済連合会などは16年10月、プリンセス社幹部を石巻、酒田両港に招き誘致に取り組んだ。小野晋常務理事は「東北にクルーズ船市場が拡大する弾みになる」と大いに歓迎する。
 世界のクルーズ会社は安定した国内需要に加え、20年の東京五輪・パラリンピックを控えインバウンドも伸びている日本発着を増やしている。今月29日にも米大型客船「セレブリティ・ミレニアム」(9万1000トン)が仙台に初寄港する。


関連ページ: 広域 経済

2017年04月29日土曜日


先頭に戻る