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<日本遺産>東北の2件を追加

 文化庁は28日、地域の歴史や文化財に物語性を持たせ、観光振興に生かす「日本遺産」の第3弾として、青森、秋田、山形3県が関わる2件を含む23道府県の17件を選んだ。認定総数は計54件となった。
 東北関連の2件は、北海道と青森、秋田、山形、新潟、石川、福井各県の11市町が連携した「北前船寄港地・船主集落」(代表・酒田市)と、旧庄内藩士が明治時代に始めた養蚕事業に着目した「サムライゆかりのシルク」(鶴岡市)。
 北前船寄港地は青森県鯵ケ沢、深浦両町と秋田市も参加し、交易の歴史的意義を紹介した。審査では「日本海をダイナミックにつないだストーリー展開が面白い」と評価された。
 鶴岡のシルクは「日本の象徴である絹がテーマで、美しい家屋も残る。外国人に抜群のアピール力がある」との理由が挙がった。
 申請は79件で、福島を除く東北5県からは7件だった。認定先にはガイド育成、案内板設置などの補助金が3年間交付される。文化庁は本年度の補助金に12億8300万円を予算計上。東京五輪・パラリンピックが開かれる20年までに約100件に増やす予定だ。
 今回はユズ産地の景観や食文化を紹介する「森林鉄道から日本一のゆずロードへ」(代表・高知県安田町)など、道をテーマにした複数自治体の連携が目立った。


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2017年04月29日土曜日


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