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<日本遺産>「北前船寄港地」東北4市町に喜び

日本遺産の認定を受け、喜びに沸く関係者=酒田市内

 北海道から福井までの7道県11市町にまたがる「北前船の寄港地・船主集落」が日本遺産に認定された28日、秋田市や青森県鰺ケ沢町、深浦町など認定地の関係者は、代表自治体の山形県酒田市で祝賀行事を行い、喜びを分かち合った。東北関係はこの4市町。
 認定証を受け取った酒田市の丸山至市長は、関連市町の首長らと市内で記者会見に臨み、「これほど広域的な交流連携をベースに申請した日本遺産はこれまでにない。11市町に個性あふれる歴史と文化、魅力的な町並みが形成されてきたことが評価された」と話した。
 深浦町の吉田満町長は、2007年から全国の寄港地が交流を深めるために開かれてきた「北前船寄港地フォーラム」を取り上げ、「10年間の活動の成果。広域連携は難しい面はあるが、町の資源を見直すきっかけになる」と強調した。
 記者会見に先立ち、酒田市内で祝賀行事が開催され、北前船寄港地フォーラムの名誉会長を務める新田嘉一・東北公益文科大理事長は「北海道から東北、関西までつなぐネットワークで地方に活力を取り戻そうとする取り組みに賛同を頂いた。世界に北前船を発信し、地域を元気にしたい」と力を込めた。
 今回認定された11市町は、全国26の自治体でつくる登録推進協議会の一部。青森市など東北の9市町を含む15自治体は来年度以降の追加申請を検討する。
 北前船フォーラムに当初から参加する、秋田県にかほ市の横山忠長市長は「次回申請時にはぜひ、仲間入りしたい」と期待を膨らませた。


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2017年04月29日土曜日


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