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877人収容 八戸に津波避難ビル完成

八戸市の工業港近くに完成し、運用が始まった市津波防災センター

 東日本大震災の津波で被害のあった青森県八戸市沼館地区に、大津波発生時の一時避難ビル「市津波防災センター」が完成し、現地で1日、記念式典が開かれた。

 施設は工業港から約500メートル離れた場所に市が建設。鉄筋コンクリート3階、延べ床面積1497平方メートルで、高さ19.96メートル。避難場所の床の高さは、青森県の想定浸水高(6.96メートル)を上回る10.96メートルにした。総工費は約6億円。

 屋上を含めると877人の一時避難が可能で、全員の3食分の水と食料を備蓄している。発電を72時間維持できる自家発電設備や、平常時は防災活動や会議に利用できる研修室も備えた。

 式典には市の関係者ら54人が出席。小林真市長は「施設は最大級の津波を想定して建設した。より強い八戸を実現するため全力で取り組む」とあいさつした。

 震災の津波で、沼館地区では69棟が半壊・大規模半壊となった。沼館・城下振興会の北山良二会長(73)は「立派な施設ができた。早期に避難訓練を実施したい」と話した。


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2017年05月02日火曜日


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