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求む広告塔 定員割れ続く葛巻高山村留学PR

盛岡市で開かれた募集説明会。若者約10人が参加した=4月下旬

 岩手県葛巻町が地元でただ一つの高校、葛巻高の入学生を増やそうと同校の魅力を全国に発信する「地域おこし協力隊」を募集している。町に移住し、町独自の山村留学制度などのPR活動に従事する。
 葛巻高は1980年代には全校生徒が400人ほどいたが、少子化や過疎化の影響で本年度は137人まで減少した。ここ数年は入学定員(80人)割れが続く。県教委は、来年度から定員を40人に減らす案を示している。
 新入生を何とか確保しようと町は2014年度、山村留学制度を導入。くずまき高原牧場の宿泊施設に寄宿し、高校での授業に加え動物の飼育や酪農の実技も学べるとPRしてきた。
 現在、山村留学しているのは酪農や畜産に興味がある北海道や神奈川県の男女6人。もっと留学生を増やしたいというのが少子化に悩む町の本音だ。
 協力隊員は県内外の中学校に出向いて留学制度を紹介したり、留学生の新たな体験メニューを考案したりする。高校卒業後も町にとどまって働く生徒を増やすため、地元について理解を深める課外授業やワークショップも企画する。
 町幼児学校教育室の中崎昌之室長は「これまで通りの活動だけでは新入生の増加は難しい。外部の視点で新たな葛巻高の魅力を生み出してほしい」と話す。
 募集する協力隊員は20〜45歳の1人で、応募は5月16日まで。7月1日〜20年3月、町教委に非常勤特別職職員として勤務する。報酬は月額22万円。連絡先は町総務企画課0195(66)2111。


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2017年05月03日水曜日


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