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キビソ織物で装いを 婦人服など発売へ

絹の製糸工程でできるキビソを使った生地で作られた洋服やネクタイ

 絹の製糸工程で発生するキビソを使った織物をブランド化し、服飾小物を企画・販売する鶴岡シルク(山形県鶴岡市)は婦人服やネクタイを新たに開発した。6月以降、鶴岡市内の小売店などで順次発売する。キビソ織物を取り入れたトータルコーディネートを提案し、事業拡大を目指す。

 婦人服は、静岡県や和歌山県などの服飾メーカーなどと開発したジャケットやワンピース、ニットブラウスなど約20種類。意匠は服飾デザイナー真砂三千代さんが担当した。綿や麻をキビソと交ぜて織り、特有の「ふし」の風合いを残しつつ軽い着心地に仕上げた。

 ネクタイはキビソを30%使ったストライプ柄で青、赤の2色。鶴岡商工会議所と共同開発した。
 キビソは、カイコが繭を作り始める時に最初に吐き出す硬めの糸。織物に不向きとされていたが、鶴岡織物工業協同組合が素朴な風合いに着目し、ブランド化を進めた。

 2010年設立の鶴岡シルクは、同組合から「kibiso(キビソ)」ブランドの企画・販売を委託されている。「鶴岡の絹産業」が日本遺産に認定されたことを記念し、鶴岡市の松ケ岡開墾場で3〜7日に新商品を販売する。


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2017年05月03日水曜日


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