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<仙台満店>手作り肉まん 祖母の味

ショーケースには、持ち帰って家で温めて食べる肉まん、あんまんのほか、シューマイ(6個464円)や唐揚げ(1個108円)、中華総菜、デザートも並ぶ
「包(パオ)」と呼ばれるまんじゅうの皮は、店に隣接する厨房で毎日手作り。店頭からガラス越しにその様子が見える
店頭の大きな蒸籠(せいろ)に入ったふかしたての肉まん、あんまん。「食べ終わった時に『おいしかった、また食べたい』と思える味を目指している」と呂さん

◎テークアウトできる店/桂雀花(けいじゃんか)(太白区)

 肉まん、と聞くと寒い時季を連想しますが、冬と言わず、思い出すたびに食べたくなるのが中華のテークアウト専門店「桂雀花」の肉まん(中・205円 大・313円)です。手に持った時の触感にまず感動。皮が本当にふわふわもっちりしているんです。
 店主の呂孝志さん(51)によると、生のイースト菌を使うためその日の気温、湿度で生地の発酵の調節にこつがいるのだとか。具は豚のひき肉とタケノコのみ。しょうゆベースの味付けが皮と相性抜群です。
 「水は一滴も使わず素材としょうゆの水分だけでゆっくり炊いて、味を入れていきます」と呂さん。この味は、実家が営む仙台の中華の老舗「泰陽楼」で提供していたころから変えていないそうです。「元々は祖母の味でそれを母、私と受け継いできました。今も泰陽楼の時のお客さまが買いに来て、懐かしい味だねと言ってくれます」
 呂さんは2003年に泰陽楼から独立して国分町に桂雀花を開店。しかし、多賀城市に出した2号店が震災による津波で流されました。その後、国分町の店も畳んでしまったものの、仲間の店舗再開を手伝ったり、神戸市で行われている豚饅(まん)サミットに参加したりするうちに「もう一度自分の肉まんをお客さんに食べてもらいたい」という気持ちになったそうで、15年に大野田で再出発しました。
 「これからも自信を持って薦められるようなものを、手をかけて作っていきたい」と話す呂さんの肉まん、ぜひ食べてみてください。(陽)

<メモ>仙台市太白区大野田5丁目32の5▽午前9時〜午後8時。無休▽肉まんやあんまんのほか唐揚げや中華総菜も人気。香ばしい焼きあんまんは時間に余裕がある時に登場する隠れメニュー▽022(738)9488


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2017年05月08日月曜日


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