宮城のニュース

<HIS>宮城・角田で発電事業 燃料に植物油

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が、宮城県角田市梶賀で発電事業に乗り出すことが8日、分かった。植物油を燃料とする発電所を関連会社が建設し、2019年夏の発電開始を目指す。HISは、電力自由化を踏まえた再生可能エネルギー発電を成長分野と位置付け、宮城県沿岸部でも発電所建設を検討している。
 発電所は、HISがテーマパーク運営子会社ハウステンボス(長崎県佐世保市)と共同で3月下旬に設立した「HISスーパー電力」(東京)が事業者となる。角田市の発電所が同社による事業第1号。
 HISスーパー電力の赤尾昇平社長は河北新報社の取材に「地域密着の発電所を目指す。東日本大震災の復興にも寄与したい」と話した。
 投資規模は約90億円。年内にも発電所の敷地造成を開始する。発電出力は約4万1000キロワットで、年間の発電量は角田市全世帯(約1万1000戸)の使用量約9年分に当たる。全量を東北電力に売り、地元から20人程度の雇用を検討する。
 燃料には、東南アジア産のアブラヤシの果実から抽出するパーム油を使用。パーム油は仙台港に陸揚げし、発電所にトレーラーで陸送する。アブラヤシの苗を角田市内で育て、東南アジアへ輸出する構想もある。
 発電所運営はクレーンリース業の新港機工(仙台市)などが出資し、バイオマス発電事業を手掛けるジーバイオイニシアティブ(東京)が担う。


関連ページ: 宮城 経済

2017年05月09日火曜日


先頭に戻る