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山形大施設核に観光創出 ホテル、屋台村整備

整備が進むビジネスホテル「飯豊寮」

 山形県飯豊町と地元企業が、同町にあるリチウムイオン電池研究開発施設「山形大xEV飯豊研究センター」近くの町有地に、施設を訪れる研究者や企業関係者向けの宿泊施設と屋台村の整備を進めている。周辺の温泉や農家民宿への滞在を組み込んだ視察ツアーも検討。同センターを核とした観光の創出を目指す。
 宿泊施設は6月に完成予定の2階建てビジネスホテル「飯豊寮」。敷地面積1000平方メートルでシングル20室を備える。屋台村は居酒屋など飲食店が主体で、約1000平方メートルの敷地にコンテナ5棟を設置。年内にも営業を始める。
 ホテルは地元の建設会社が国や町の補助を受けて建て、完成後は経営も担う。屋台村は町が昨年度から整備を進める。運営や催しの企画は町民主体の団体に委託する方針で、町民らによるワークショップでは滞在者との交流イベントなどの構想が膨らんでいる。
 研究センターは町が山形大と共同で設立し、昨年1月に完成、今年3月から本格的に業務を開始した。企業と共同で高性能・高容量の電池開発に取り組み、自動車メーカーなど40社以上が関わる。
 町によると、センターには視察や商談で年間1000人程度が訪問。町外に滞在しながら数週間単位で通う研究者もおり、宿泊環境を整えれば交流人口の拡大につながると見込んだ。
 有機ELや有機太陽電池など最先端の研究で知られる山形大有機エレクトロニクスイノベーションセンター(米沢市)などと合わせて視察する関係者も多く、町は周辺観光を盛り込んだ視察ツアーを関係自治体に提案していく予定だ。
 町産業連携室の舘石修室長は「研究センターの波及効果は幅広い。町の活性化につなげていきたい」と話す。


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2017年05月09日火曜日


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