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<原発事故>早大が地域再生研究 福島に拠点

 早稲田大は25日、福島県広野町に「ふくしま広野未来創造リサーチセンター」を設置する。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興などに関する学術拠点で、活動期間は5年間。浜通り地方の自治体や団体と連携して現地を調査し、持続可能な地域再生の在り方を探る。
 原発被災地の双葉郡に学際的な大学の研究拠点が設けられるのは初めてという。二ツ沼総合公園に事務所を置き、学生や研究員らが通ったり滞在したりして調査研究を進める。
 浜通り地方では、廃炉やロボット関連などの新産業を集積させる「イノベーション・コースト構想」を国、県が進めている。地域の将来を担う人材育成が課題で、センターは、ふたば未来学園高(広野町)などに講師を派遣するなど教育での貢献も目指す。
 環境エネルギー問題を研究する早大環境総合研究センターが学外に設ける地域リサーチセンターの一つ。センター長に就く松岡俊二教授(環境経済学)は「原発事故のような科学技術事故は世界で起こり得る。世界のモデルとなる地域再生を皆で考えたい」と話す。
 25日午後1時半から、広野町公民館で開所式と記念シンポジウムを開催。パネル討論で被災地の課題と復興の方向性を議論する。


2017年05月09日火曜日


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