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<東北山林火災>釜石で焼失400haに拡大

激しく煙を上げて延焼する釜石市の山林火災。手前は尾崎白浜漁港=9日午後0時50分ごろ

 岩手県釜石市平田で8日に発生した山林火災は9日も鎮火せず、焼失面積は午後3時現在で約400ヘクタールに広がった。岩手県によると、県内で発生した山林火災では、平成以降で最大の被害になる。県や陸上自衛隊岩手駐屯地などによる消火活動は日没で中断し、10日早朝から再開する。
 県によると、9日午前5時ごろから岩手、青森、秋田3県と、自衛隊のヘリコプター11機の計14機が海水をくみ上げ、上空からの消火活動に当たった。地上からも消防や陸上自衛隊など約270人が消防車で放水した。現場付近ではプレハブ小屋1棟が焼けた。
 自衛隊によると、火は民家に約300メートルの地点まで燃え広がったが、住宅への被害は出ていない。
 尾崎白浜、佐須両地区の136世帯348人には引き続き避難指示が出されている。県によると、9日午前10時半現在で平田小など市内の避難所3カ所に計44世帯71人が避難した。
 達増拓也知事は同日、ヘリで上空から現場を視察した後、避難所を訪問した。知事は「広い面積が燃えており、鎮圧までは時間がかかりそうだ。消火活動に全力を挙げる。避難生活も物資の不足がないようしっかり支えたい」と話した。


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2017年05月10日水曜日


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