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<震災6年2カ月>「花の駅」夜ノ森 芽吹く

除染で軒並み伐採されたツツジ。新芽が出ているが、花を咲かせるにはまだ時間がかかりそう=10日午後1時40分ごろ、福島県富岡町の夜ノ森駅
原発事故後、一時荒れ果てた夜ノ森駅のホーム。雑草が生い茂る中でも、いつものようにツツジが花を咲かせていた=2014年5月10日、福島県富岡町

 東日本大震災から11日で6年2カ月となる。東京電力福島第1原発事故の被災地の福島県富岡町は4月、避難指示が一部を除いて解除されたが、本格的な復興はこれから。帰還困難区域のままのJR常磐線夜ノ森駅で10日、再開に向けて復旧作業が進められた。
 いつもの年なら今頃は約6000株のツツジが咲き誇り、「花の駅」と呼ばれた夜ノ森駅。地域住民らが手入れしてきたが、原発事故による放射性物質の除染のために根元を残して全て伐採された。それでも株から新芽がのぞき始めた。
 「ツツジは桜並木と同じ町のシンボル。地域住民の思い出の場所として次の世代につなげたい」と富岡町役場職員の原田徳仁さん(47)は話す。
 JR東日本によると、福島県内の常磐線は今年10月、竜田(楢葉町)−富岡(富岡町)間で運転を再開する予定。残るは夜ノ森を含む富岡−浪江(浪江町)間で、全線開通は2019年度末の予定だ。


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2017年05月11日木曜日


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