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鎮魂巨大アートに祈り 被災者300人参加募る

「時の海−東北」のイメージ図(宮島さん提供)

 東日本大震災の犠牲者への鎮魂の思いと未来への希望を被災者と共に大規模アート作品で表現しようと、東北芸術工科大客員教授で現代美術家の宮島達男さん(60)=茨城県守谷市=が、制作に参加する被災者300人を募集している。

 作品は「時の海−東北」。幅30メートル、長さ50メートルのプールに3000個の発光ダイオード(LED)を浮かべる構想で、毎年300個ずつLEDを設置し、10年かけて完成させる予定だ。
 第1弾の今年は、7月22日から牡鹿半島などで開催される芸術と音楽、食の総合祭「リボーンアート・フェスティバル」の出品作として、石巻市鮎川浜に設置する。
 宮島さんは数字を使った作品で、国際的に高い評価を受ける。LEDには9から1へとカウントダウンを繰り返す数字を表示。カウントしている時間は「生」、暗闇となる0の時間は「死」を表し、生と死が永遠に繰り返される生命の輝きを表現する。
 カウントの速さはそれぞれ設定することができ、一つ一つが生命の個性を示す。被災者にはカウントの速さを設定する「コラボレーション・アーティスト」として、参加してもらう計画だという。
 宮島さんは「それぞれの思いをカウントの設定に託し、光り続ける様子を見詰めてほしい」と話す。
 募集は31日までで、先着順。宮島さんのウェブサイトから申し込む。連絡先は事務局0297(48)5772(午前10時〜午後5時)=土、日曜は休み=。


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2017年05月14日日曜日


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