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東北の地銀 9行2グループ減益

 東北の地方銀行、第二地銀11行2グループの2017年3月期決算が15日、出そろった。純利益は総計687億円で、前期(889億円)を下回った。13年3月期以降、全行全グループの黒字確保が続くが、純利益の合算が前期を下回るのは初めて。日銀のマイナス金利政策でさらに金利が低下し、本業の収入となる資金利益が軒並み減少していることが響いた。
 各行の主な決算内容は表の通り。純利益が増加したのは七十七銀と岩手銀だけで、前期の4行1グループから減少した。本業のもうけを示すコア業務純益は貸出金利息や有価証券利息が減少し、9行2グループが減益となった。
 マイナス金利を巡り、東北銀(盛岡市)の村上尚登頭取は「貸出金のボリュームは伸びているが、利息は4億円強減った」と影響の大きさを説明。荘内銀(鶴岡市)と北都銀(秋田市)を傘下に持つフィデアホールディングス(HD、仙台市)の田尾祐一社長は「あと数年は資金利益の減少が続く」との認識を示した。
 不良債権費用の合算は前期比8億8400万円の増加。企業倒産が少なく低水準の増減にとどまった。フィデアHDや山形銀で増加し、青森銀、七十七銀、福島銀、大東銀(郡山市)は前期に続き戻し入れ益が生じた。
 18年3月期の連結純損益は全行全グループが黒字と予想。ただ、8行2グループが減益の見込みで、増益は3行にとどまった。
 山形銀の長谷川吉茂頭取は「引き続きマイナス金利の影響を全般的に受けるだろう」と厳しい表情で語った。東邦銀の北村清士頭取は「超金融緩和政策で、特殊要因がない限り増益は難しい」と嘆いた。


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2017年05月16日火曜日


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