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<ひとりじゃないよ>許さない世論を教室に

◎いじめ 君たちへのメッセージ(13)教育評論家・法政大特任教授 尾木直樹さん(70)

 プライドを守るために、嫌なことをされても笑顔でいる。先生につらいと訴えたのに、通じなかった。
 いじめられ、不当な思いをしている子どもたちに言いたい。あなたの苦しみを分かる人は必ずいるよ。希望を持っていてほしい。
 いじめは人権侵害で許されない行為です。あなたに非はない。加害者は不幸です。人を傷つけた経験を生涯背負い、苦しむんですよ。
 自殺を「死ぬ勇気があれば生きられた」と言う人がいます。本当はみんな生きたかったの。心神耗弱状態で判断力を失ったのです。
 指導力のない教師の責任は大きい。問題がすぐ解決しそうにないなら、学校に行かなくていいんです。緊急避難をして心の居場所をつくりましょう。リアルな世界がきつければ、読書で豊かな世界に触れてください。
 いじめを傍観して悩む人は単独で行動せず、3人以上で先生に「つらい」と訴えて。教室内に、いじめを許さない世論をつくりましょう。
 子どもの主体性を育て、いじめを人権問題と捉える教育を提言しています。児童が対策を進める小学校もあるんですよ。まだ少ないけれど、子どもの力を信じて応援する学校が増えてほしいと思います。


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2017年05月17日水曜日


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