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<震災6年>絵本で感じる6年展

6年展に展示する日本画作品と、(左から)にきさん、荒瀬さん、更家さん

 絵本を通して東日本大震災で被災した人々の心の痛みを癒やす取り組みを続ける一般社団法人「道しるべ」(兵庫県芦屋市)は6月3、4日、展覧会「絵本で感じる6年展」を仙台市若林区の震災記録展示施設せんだい3.11メモリアル交流館で開く。震災発生から6年がたったが、その間の被災者の心の変遷などを映し出した作品など計約100点を展示する。

 展示するのは、同法人の絵本セラピスト更家なおこさん、絵本画家にきまゆさんが被災地で実施した「絵本でつなぐプロジェクト」で制作した絵本「道しるべ」の原画。ほかに、同メンバーの日本画家荒瀬史代さんの作品、プロジェクト主催の絵本教室の参加者が手掛けた絵本や原画なども並べる。
 絵本「道しるべ」は、主人公の小熊が、心の中のもう一人の自分と向き合い、心の奥に押し込めていた感情を吐露しながら、暗闇の中で光を見いだす物語。
 小熊には、更家さんらが震災直後から被災地で行った絵本の読み聞かせを通じて心穏やかになっていく被災者の姿を重ねた。絵本は2014年に出版した。
 更家さんは「絵本を通じた活動で被災者の皆さんが安心して自分の気持ちと向き合い、表現できる場をつくることができたらうれしい」と話している。入場無料。連絡先は道しるべ東北支部080(3144)0926。


2017年05月20日土曜日


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