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<東北の本棚>自分流探す手だて指南

マイ子育てスタイルのすすめ 柴田静寛 著

 子育てに正解はない。だから不安になる。初めてならなおさらだ。本著は、臨床心理士で秋田県北児童相談所(大館市)所長を務めた著者が、約15年間実践してきた子育て支援プログラムを紹介。自分流のスタイルを探す手だてを指南する。
 プログラムはカナダで生まれた「ノーバディズ・パーフェクト(だれもが完璧ではない)」。幼児がいる親同士10人前後で集まり、6〜8回話し合う。毎回子育てに関するテーマを決めて1回約2時間、自分の経験や考えを自由に出し合う。批判はしない。子どもはスタッフが預かり、最終回まで同じメンバーで行う。
 参加者は他人の経験を聞きながら自分に合うものを学び、子育てに生かしていくことができる。
 プログラム実践の結果、(1)他人も同じ悩みを持っていると気付いて安心感を得る(2)自分の経験も役に立つと自尊感情が高まる−などの効果があったという。
 「自分流の子育てを探す過程で親らしくなる。未熟なことは悪いことではない。気が付いたときに学べばいい」と指摘。「子どもの状況に合わせ新しい考え方や方法を取り入れ、合わなければ修正することが大事だ」と説く。
 著者は1949年秋田市生まれ、同市在住。秋田県スクールカウンセラーなどを務める。
 文芸社03(5369)3060=1080円。


2017年05月21日日曜日


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