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<難病幼児殺害未遂>母親に懲役5年求刑

 難病を患い入院中だった三男(1)を殺害しようとしたとして、殺人未遂罪に問われた被告の母親(42)=宮城県富谷市=の裁判員裁判の論告求刑公判が22日、仙台地裁であり、検察側は懲役5年を求刑した。判決は31日に言い渡される。
 検察側は「犯行までの経過を詳しく記憶しており、責任能力はある。三男の難病は同情するが、楽にさせようと一方的に命を奪おうとした行為は正当化できない」と指摘した。
 弁護側は「うつ病の影響で善悪の判断がうまくできなかった。命が限られた三男に、一日でも長く愛情を持って接することが責任の取り方だ」と述べ、執行猶予付きの判決を求めた。
 母親は最終意見陳述で「協力してくれる多くの人を裏切ってしまい、申し訳ない。許されるなら三男のために一生懸命尽くし、家族で最期をみとってあげたい」と語った。
 起訴状によると、母親は2016年11月17日朝、仙台市青葉区の宮城県立こども病院で、三男の口と鼻を両手でふさいで殺害しようとしたとされる。三男は一時心肺停止状態となったが、命に別条はなかった。三男は体調を崩して事件の2日前に入院し、母親が付き添っていた。


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2017年05月23日火曜日


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