岩手のニュース

ダム流木にカブトムシ幼虫 厄介者が宝の山に

カブトムシの幼虫が見つかった流木の保管場所
流木の中から見つかったカブトムシの幼虫

 岩手県西和賀町の湯田ダム(錦秋湖)で、処分に困って積み重ねていた流木の山からカブトムシの幼虫が見つかった。「子どもたちの環境学習に役立ちそうだ」と東北地方整備局湯田ダム管理支所は、6月3日に採取会を企画。年間600万円の処理費を要する「厄介者」が、子どもたち垂ぜんのお宝の山に化けそうだ。

 職員が今年3月、山積みになったアシやカヤの廃木から幼虫を見つけた。5月の大型連休明けには別の朽ち木の山からも発見。管理支所は「少なくとも100匹はいるのではないか」とみている。
 和賀川をせき止めた湯田ダムには、上流や周辺の沢からブナ、アシ、カヤなどの流木が流れ込み、湖面に堆積する。放置すると放水時の障害になるため、管理支所はダム近くに流木の保管場所を設けて分別管理してきた。
 ブナなど一部の流木は、5年以上前からまきストーブの燃料や園芸用資材として無償提供しているが、それでも年間約130トンは焼却処分せざるを得ない。
 山内純一所長は「置いていただけなのに、カブトムシが育っているとは思わなかった。採取会を子どもたちが自然で生きる昆虫と触れ合う機会にしたい」と話す。
 採取会は3日の午前10時と午後1時の2回開催。流木保管場所で幼虫を探すほか、カブトムシの育成方法を学ぶ。参加無料。定員は各回15組で、事前申し込みが必要。連絡先は湯田ダム管理支所0197(74)2011。


関連ページ: 岩手 社会

2017年05月23日火曜日


先頭に戻る