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GPSで田植え機自動運転 作業負担軽減図る

自動で整然と苗を植えていくGPS受信機を備えた田植え機

 高精度の衛星利用測位システム(GPS)を使った田植え機の実演が22日、秋田県大潟村であった。環境に配慮し、代かきの水を排水せずに田植えをする「無落水水田」にも対応。農家の負担軽減と環境負荷の低減が期待される。
 GPS受信機と村内の基準局からの電波を受けるアンテナを備え、位置情報の誤差を数センチに収めた。田植え機を除いた装置の総額は約200万円。
 実演場所の水田は約2.5ヘクタールで水位は約3センチ。田植え機を自動運転に切り替えると、位置を補正しながら整然と苗を植えた。水田を提供した桑原秀夫さん(66)は「自動化の利点は多く、早い時期に導入したい」と話した。
 無落水水田への田植えは、代かき水の排水による八郎潟残存湖の水質悪化を防ぐため、今回試行的に実施。従来の田植え機の場合、土の上に引いた線を目視で確認して作業するため、水位が高い無落水水田には対応できなかった。
 実演は秋田県立大と農研機構東北農業研究センター(盛岡市)、GPS機器メーカーなどによる「大潟村GNSS利用コンソーシアム」が主催。同センターが村農協の依頼で取り組み、昨年度、農林水産省の委託研究事業に採択された。


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2017年05月23日火曜日


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