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<棚田百選>再生目指しCFで苗購入費募る

くい掛けが一面に並んだ山形県山辺町大蕨地区の棚田=2007年9月(グループ農夫の会提供)
返礼品の棚田米と手拭い

 「日本の棚田百選」の一つ、山形県山辺町大蕨(おおわらび)地区の棚田の保全に取り組む「グループ農夫の会」が、インターネットを活用したクラウドファンディング(CF)で苗の購入費を募っている。

 農夫の会は、高齢化や後継者不足で荒廃の危機にあった棚田を再生しようと、2011年に結成。地元農家の協力を得ながら、県内外の会員約70人が農作業を共同で行い、収穫したコメを「棚田米」として販売している。
 活動7年目となる今年の作付面積は2.25ヘクタールの予定。40アールでスタートした1年目の5倍を超える。
 代表の稲村和之さん(64)は「少しずつ美しい風景が戻りつつある」と話すが、面積の拡大とともに苗の購入費の負担が大きくなっているという。
 CFの目標金額は50万円で、出資の受け付けは6月末まで。出資額に応じて、刈り取った稲を天日干しする「くい掛け」をデザインしたオリジナルの手拭いや、棚田米などの返礼品を用意している。
 稲村さんは「皆さんの後押しを得て、豊かな棚田を後世に残したい」と協力を呼び掛けている。
 農夫の会は会員も募集している。年会費は2000円(小中学生は500円)。連絡先は稲村さん090(5841)6541。


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2017年05月23日火曜日


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