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<仙台中2自殺>仙台市長、再調査実施へ

 仙台市泉区の南中山中2年の男子生徒=当時(14)=が2016年2月に自殺した問題で、奥山恵美子市長がいじめ防止対策推進法に基づく再調査を実施する方向で最終調整していることが23日、分かった。13年9月の同法施行後、首長による再調査は宮城県内で初めて。

 男子生徒の自殺を巡り、市教委の第三者委員会「いじめ問題専門委員会」は今年3月、「いじめによる精神的苦痛が一因」とする答申を市教委に提出。市教委から報告を受けた奥山市長が、再調査の可否を検討していた。
 奥山市長は、答申でいじめの具体的な態様や加害生徒が特定されず、男子生徒の遺族が答申内容や専門委の公平・中立性に強い疑問を示している点を考慮。答申内容の検証が必要と判断したとみられる。再調査は専門委とは別の構成で行われる見通し。
 いじめ防止法は学校や教委が実施した調査に対し、首長が同種の重大ないじめの発生防止などのために必要と判断すれば、再調査できると定める。
 文部科学省は重大ないじめの調査に関する指針で、(1)市教委や学校の調査時に知り得なかった重要な事実が判明した(2)十分な調査が尽くされなかった(3)調査委員の人選の公平・中立性に疑義がある−場合は、首長が再調査を検討するよう求めている。奥山市長は指針の趣旨も踏まえたもようだ。
 同法施行後、市内では14年9月に泉区館中1年の男子生徒=当時(12)=がいじめを苦に自殺したが、奥山市長は専門委が追加調査までした点や遺族の意向を受け、再調査を見送った。


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2017年05月24日水曜日


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