宮城のニュース

<仙台中学生自殺>市長主導で第三者調査機関新設

 仙台市青葉区の折立中2年の男子生徒(13)が教諭2人に体罰を受けた上、いじめ被害を訴えて4月に自殺した問題で、奥山恵美子市長は24日の定例記者会見で、市長部局に第三者調査機関を新設する方針を明らかにした。市長主導で体罰の実態や従来のいじめ対策の実効性を検証し、再発防止策につなげる考えだ。
 新たな調査機関は2014年9月に泉区館中、16年2月に同区南中山中でそれぞれ起きた生徒の自殺も対象とする。奥山市長は「3件のいじめ対応を中心に、今までの施策で抜け落ちていた点などをより開かれた形で議論し、対応策を打ち出す」と説明した。
 全市立学校での体罰の有無なども幅広く検証する方針を示し、対策の一環として必要な場合は市教委を組織改編する可能性にも言及した。構成メンバーは、いじめ問題に精通する全国の有識者や、文部科学省が紹介する専門家も想定している。
 市教委はいじめ防止対策推進法に基づく第三者調査機関「いじめ問題専門委員会」を常設しているが、奥山市長は「市民には教委のみで調査を進めることへの疑義や、身内(寄り)的な判断に至っているのではないかという懸念がある。市長の立場でしっかりと関与して調査し、説明するのが信頼回復の第一歩だ」と述べた。
 市長主導の新たな調査機関の設置は、義家弘介文部科学副大臣が22日、真相究明に必要として奥山市長に直接求めた。


関連ページ: 宮城 社会 いじめ自殺

2017年05月25日木曜日


先頭に戻る