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<龍泉洞>日本酒貯蔵 台風被害復興願い込め

龍泉洞内の棚に仕込んだ日本酒を並べる泉金酒造の社員

 昨年8月の台風10号豪雨で被災し、3月に営業を再開した岩手県岩泉町の鍾乳洞「龍泉洞」で24日、岩泉町の泉金酒造が醸造した日本酒の搬入作業があった。洞内に設置した棚に並べて熟成し、9月中旬に「純米吟醸秋あがり」の銘柄で販売する。
 運び込んだのは純米吟醸酒「龍泉八重桜」の1.8リットル瓶700本と720ミリリットル瓶1550本。この冬に龍泉洞の地底湖からくみ上げた水で仕込んだ。
 龍泉洞の気温は年間を通じて10度前後と一定しており、光も届かないため酒類の熟成に最適の環境とされる。ひと夏、寝かせることでうま味が増し、口当たりがまろやかになるという。
 龍泉洞に着目した日本酒の貯蔵、熟成は今年で3年目の取り組みとなる。台風豪雨では洞内に大量の雨水が流入したものの、貯蔵棚は比較的高所に設置しているため、被害はなかった。
 八重樫義一郎社長は「復興を後押しするためにも、岩泉の山海の食材と一緒に楽しめるお酒に仕上がってほしい」と話した。


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2017年05月25日木曜日


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